いわて純情米の栽培・生育状況
【いわて純情米の栽培】

平成27年の水稲栽培・生育概況
各農業改良普及センター調べ

○水稲の出穂状況

平成27年8月12日現在の概況(クリックでPDFが開きます)
1 8月12日現在、県全体の出穂割合は99%と、概ね出穂は終了したとみられる。地帯別の出穂割合は、北上川上流及び下流は99%、東部は100%、北部は98%である。
2 県全体の出穂盛期(50%出穂)は8月2日であり、平年より5日早かった。
3 栽培管理のポイント
 

(1)

1ヶ月予報(8月6日,仙台管区気象台発表)では、天気は数日の周期で変わるが、平年に比べ晴れの日が多い見込み。向こう1か月の平均気温は、高い確率50%である。日照時間は、平年並または多い確率ともに40%である。
  (2) 開花終了後は間断かんがいを基本とする。早期落水は収量や品質低下の原因となるので避ける。(完全落水は出穂後30〜35日後)。
  (3) 斑点米の原因となるカスミカメムシ類の発生量が多く、斑点米の多発が懸念されている。水稲の生育に合わせ、穂揃1週間後の薬剤防除を徹底すること。
  (4) 収穫時期が早まることが想定される。刈取時期に関する今後の情報に注意するとともに、コンバインや乾燥調整施設の清掃・整備は早めに行い、適期収穫できるよう準備すること。


▼地域区分

地域区分図
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平成27年8月5日現在の概況(クリックでPDFが開きます)
1 8月5日現在、県全体で83%の水田で出穂したとみられる。地帯別の出穂割合は、北上川上流66%、北上川下流90%、東部76%、北部68%である。
2 県全体の出穂始期(10%出穂)は7月30日、出穂盛期は(50%出穂)は8月2日と推定される(始期、盛期ともに平年より5日早い)。
3 栽培管理のポイント
 

(1)

出穂・開花期間は最も水が必要な時期なので、田面が露出しないよう湛水管理(浅水で良い)とする。開花終了後は間断かんがいを基本とする。
  (2) 東北地方の1か月予報(仙台管区気象台,7月30日発表)によると、向こう1か月の平均気温は、高い確率が60%と予想されている。
気温が高い日が続く場合(概ね日中30℃以上、夜間23℃以上)、高温による玄米品質の低下を回避するため、積極的な水の入れ替えにより地温の低下を図る(入水は夜間に行うなど特に夜温の低下に努める)。用水の状況から可能な場合、掛け流しを行うことも有効である。
  (3) 早期落水は収量や品質低下の原因となるので避ける(完全落水は出穂後30〜35日後)。
  (4) 斑点米の原因となるカスミカメムシ類の発生量が多く、斑点米の多発が懸念されている。水稲の生育に合わせ、穂揃1週間後の薬剤防除を徹底すること。
  (5) いもち病(穂いもち)は、基本防除を徹底するとともに、必要に応じて追加防除を実施すること。


▼地域区分

地域区分図
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○水稲の生育状況

平成27年7月10日現在の概況(クリックでPDFが開きます)
1 気温及び日照時間とも、6月第6半旬を除き各地とも平年を上回って経過している。降水量は、6月下旬に沿岸部を中心とした地域で低気圧通過に伴う大雨があった。岩手県を含む東北北部は6月27日ごろ梅雨入り(平年より13 日遅く、昨年より21 日遅い)したと見られるが、全般に降水量は少なく経過している(図1)。
2 7月10日に各農業改良普及センターが実施した水稲の一斉生育調査(22カ所、延べ33品種)の結果、県全体平均では、草丈55.2p(平年より4.3p短い)、茎数586本/u(平年比111%)、葉数は10.3葉(平年より0.1葉多い)と概ね平年並の生育状況である(表1、2)。
3 各品種とも草丈は短いものの、茎数は平年を上回り、収量確保に必要な茎数は各地とも確保されている。葉色は各地とも低下傾向であることから、幼穂形成期を重点に窒素成分で2.0kg/10aを上限(どんぴしゃりのみ幼穂形成期に2.0kg/10aを基本)に追肥を行うよう指導している。
また、中干しは幼穂形成期までに終え、幼穂形成期以降は落水しないよう指導している。
 

地帯別生育状況  品種別生育状況


▼地域区分

地域区分図
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平成27年6月25日現在の概況(クリックでPDFが開きます)
1 移植後、気温は平年より高く経過している。降水量は局地的豪雨により一部地域で極めて多い期間(紫波,6月第4半旬)があったが、全般には少なく経過している。日照時間は、平年並〜上回って経過している。
2 6月25日に各農業改良普及センターが実施した水稲の一斉生育調査(22カ所、延べ33品種)の結果、県全体では、草丈41.2p(平年より0.9p長い)、茎数499本/u(平年比119%)、葉数は9.0葉(平年より0.4葉多い)といずれも平年を上回っており、生育は平年より2〜3日程度進んでいる。 葉色の目安であるSPAD値は概ね平年並である(詳細は表1、2を参照)。
3 既に目標茎数(20〜30本/株程度)を確保した圃場では、土壌の還元化を抑制し根を健全に保つため、すみやかな中干しを管理の基本とする。ただし、用水量に余裕のない地域・圃場では、ひび割れを生じるほどの強い中干しは行わず、中干し終了後の用水確保を心掛ける。
また、いもち病の感染に好適な気象条件となっていることから、圃場をよく観察して、いもち病発生を確認した場合は直ちに茎葉散布を行うこと。
 

地帯別生育状況  品種別生育状況


▼地域区分

地域区分図
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平成27年6月15日現在の概況(クリックでPDFが開きます)
1 5月第5 半旬以降、気温・日照時間とも平年並から平年を上回って経過している(図1)。
2 県全体の生育は、草丈29.7pで平年より0.4cm短く、茎数は291本/uで平年より多い(平年比120%)。
葉数は7.3 葉で平年を0.3 葉上回っているなど、水稲生育は平年より2 日程度進んでいる(表1,2)。
3 今後は、浅水管理を基本に目標茎数(400〜500 本/u程度,株あたり茎数20〜30 本程度)の確保に努める。また、ワラの腐熟等により土壌の還元化が進むことから、目標茎数確保後は7〜10 日間程度の中干しを行うことを管理の基本とする。
4 1 か月予報(平成27 年6 月11 日発表,仙台管区気象台)によると、東北太平洋側では平年に比べ曇りの日が多く、向こう1か月の降水量は、平年並または少ない確率がともに40%、日照時間は、東北太平洋側で平年並または少ない確率がともに40%、と予報されている。
5 中干しは幼穂形成期までには終了し深水管理の準備をする。具体的には、今後の情報を参考とすること(農作物技術情報第4 号,6月25日発行予定)。
 

地帯別生育状況  品種別生育状況


▼地域区分

地域区分図
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○地帯別生育状況

★平年値は平成22年から26年までの5か年の平均値
地帯名
生      育      状      況
6月15日 6月25日 7月10日
草丈
(cm)
茎数
(本/u)
葉数
(枚)
草丈
(cm)
茎数
(本/u)
葉数
(枚)
草丈
(cm)
茎数
(本/u)
葉数
(枚)
北上川上流 H27 27.4 213 6.8 38.2 473 8.7 52.7 631 10.2
平年 30.8 197 6.6 39.5 377 8.2 58.4 523 10.1
北上川下流 H27 30.5 317 7.5 42.4 508 9.1 56.0 567 10.4
平年 30.0 259 7.2 40.9 431 8.7 60.3 532 10.3
東 部 H27 29.9 344 7.2 41.7 585 8.6 58.0 609 9.9
平年 28.1 237 7.0 36.7 372 8.2 56.3 460 10.1
北 部 H27 29.5 249 6.7 38.5 445 8.3 53.7 628 9.6
平年 30.2 220 6.3 37.6 396 7.8 55.1 558 9.8
全 県 H27 29.7 291 7.3 41.2 499 9.0 55.2 586 10.3
平年 30.1 242 7.0 40.3 415 8.5 59.5 529 10.2
照会先:中央農業改良普及センター県域担当(TEL:0197-68-4435)
担当課:農林水産部県産米戦略室(TEL:019-629-5715)


○品種別生育状況

★平年値は平成22年から26年までの5か年の平均値
品種名
生      育      状      況
6月15日 6月25日 7月10日
草丈
(cm)
茎数
(本/u)
葉数
(枚)
草丈
(cm)
茎数
(本/u)
葉数
(枚)
草丈
(cm)
茎数
(本/u)
葉数
(枚)
いわてっこ H27 29.5 233 6.6 38.6 463 8.2 51.5 627 9.6
平年 30.6 202 6.2 38.8 376 7.7 54.1 544 9.6
あきたこまち H27 27.3 250 6.9 37.6 486 8.5 53.8 596 10.0
平年 28.7 202 6.7 36.9 363 8.1 56.7 498 10.0
どんぴしゃり H27 29.6 343 7.4 42.7 520 8.9 58.6 563 10.4
平年 30.7 257 7.2 41.4 405 8.8 63.1 486 10.4
ひとめぼれ H27 31.4 332 7.8 43.9 542 9.2 57.8 592 10.7
平年 30.1 275 7.5 41.4 448 9.0 60.6 527 10.7
照会先:中央農業改良普及センター県域担当(TEL:0197-68-4435)
担当課:農林水産部県産米戦略室(TEL:019-629-5715)


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○田植えの状況

平成27年5月20日現在の概況(クリックでPDFが開きます)
1 5月20日現在、県全体の田植え進捗率は74%である。田植え盛期は5月15日頃と見込まれ、平年より2日程度早く進んでいるとみられる。
2 地域別の田植え進捗率は、北上川下流および東部では83%と田植え終期に近づいている。また、北上川上流は58%で田植え盛期を、また、北部は24%で田植え始期を過ぎている。
3 各地域とも順調に田植えが行われており、適期内(5月15日〜25日)には終期を迎えると見込まれる。
4 栽培管理のポイント
 

(1)

田植え直後は、植え傷みにより苗の吸水力が低下するので、活着まではやや深めの水管理(葉先が2〜3cm水面から出る程度)として水温の確保に努めること。
  (2) 活着後は、分げつ発生を促進するため2〜3cmの浅水とし、水温の上昇に努めること。ただし、気温が15℃以下の寒い日は葉先が出る程度のやや深めの水管理とする(低温でも日照があり風のない日は、日中は浅水にして水温の上昇をはかる)。
  (3) 入水は、気温と水温の温度差が少ない朝方や夕方に行い、日中は水を動かさないこと。
▼地域区分

地域区分図
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