おいしさの秘密

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澄んだ空気、清らかな水、健康な土。
そして、米づくりにひたむきに取り組む農家の情熱。
純な環境とまっすぐな想いが育む「いわて純情米」
その品質は全国でも指折りです。

一等米比率の推移
一等米比率の推移

いわて純情米が育つ環境

澄んだ空気

本州一広い県土を誇る岩手県は、その多くを森林が占め、豊かな自然が広がっています。大気汚染状況の測定結果でも、各項目とも環境基準達成100%。全国平均に比べて汚れの少ない、澄んだ大気であることがわかります。

大気汚染状況の測定結果(平成30年度)
大気汚染状況の測定結果
(平成30年度)

きれいな水

西部には奥羽山脈、東部には北上高地が広がる岩手県は、森の王国。雪解け水は森が育んだ土壌に蓄えられ、地下水となって河川に流れ込み、田んぼを潤します。岩手県では、その水質を調べるため、川に住む生物の生息状況を定期的に調査。「きれいな水」と判定された地点の割合は9割を越え、良好な環境が保たれています。

水生生物による河川の水質調査結果(令和元年)
水生生物による河川の水質調査結果
(令和元年)

健康な土

稲の生育に適した土づくり

おいしい米を育てるためには、健全な土づくりが重要です。岩手県では、他県に先駆けて土壌診断を開始し、科学的な視点を取り入れた栽培指導を実施。田んぼの土を分析し、土壌診断処方箋を作成し、健康な土づくりや合理的な施肥に役立てています。

堆肥を生かした土づくり

岩手は全国有数の畜産県であることを生かし、堆肥等の有機物を積極的に施用することで、米づくりの土台となる健康な土づくりを行っています。

10aあたりの堆きゅう肥の施用量の比較(平成28年)
10aあたりの堆きゅう肥の施用量の比較
(平成28年)

環境への負荷を低減

化学合成農薬の使用量を減らした特別栽培等に取り組むことで、環境への負荷が少ない米づくりをしています。

10a当たり農薬使用量[kg](平成30年)
10a当たり農薬使用量[kg]
(平成30年)

環境づくり

稲作に適した気候

岩手は気温の日較差が大きいため、稔りが良く、良質なお米がとれます。
また、それぞれの地域の気象条件に合わせて最適な品種を育てています。

稲作期間の気温の推移(盛岡・東京の平均値)
稲作期間の気温の推移
(盛岡・東京の平均値)

環境と共生する産地づくり

GAP(Good Agricultural Practice)に基づいた農作業の記録とチェックを行い、安全・安心な米づくりに取り組んでいます。また、本県独自の「補給型施肥」により、化学肥料の土壌蓄積を最小限に抑えるなど、環境保全に優しい施肥管理を進めています。

安定供給できる産地づくり

この先もずっと安定供給できる産地として維持していくため、担い手となる生産者の規模拡大や低コスト・省力技術の定着を進めていきます。

いわて純情米・品種別一等米比率(水稲うるち玄米)
いわて純情米・品種別一等米比率
(水稲うるち玄米)